
安全持続性能とは何か?大好きな住まいに住み続けるための間取の基準(前編)|岡山のリフォーム・リノベーション会社 ギビングアース
岡山市南区福田のリフォーム・リノベーション専門会社「ギビング・アース」(LIXILリフォームショップ ギビング・アース)です。
いつも弊社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
少し早いですが、本日からお役立ちコラムを開始します!
今回は、安全持続性能とは何か、について解説します。
安心できるはずの家。
しかし、実は様々な危険が潜んでいるのはご存じでしょうか。
「安全持続性能」は、家の中の危険な場所を見極め、安全に長く住み続けることができる間取り設計をしていくための新しい基準です。
安全持続性能に関して、前編・後編に分けて詳しく解説していきます。
それでは早速見ていきましょう。
安全持続性能とは
安全持続性能とは、設計時にあたりまえに考えられるべき全く新しい間取りの基準です。
安全持続性能の発案者は株式会社HAPROT代表取締役の満元 貴治氏(ヨシロー先生)。
ヨシロー先生は、以前まで作業療法士として病院に約11年間勤務していました。
3,000人以上の患者、100件以上の住宅改修・家屋調査に携わってきた経験から、安全に住み続けるための家づくりを模索。
2021年に病院を退職して独立し、株式会社HAPROTを立ち上げました。
その後、病院での経験から「安全な家づくりアドバイザー」としての活動を続けています。
住宅内の事故予防・ライフスタイルの変化があっても住み続ける家にするためにどうすれば良いのかを考察し、そこで誕生したのが「安全持続性能」です。
安全持続性能では、以下の基準を星の数で評価し、総合的に安全持続性を判断します。
・転落・転倒を予防する安全設計
・身体・ライフスタイル・家族構成が変化しても住み続けられる持続設計
評価方法の概要は、次の項でご紹介します。
安全持続性能の評価方法
13項目の基準と星1~3つ
安全持続性能は、安全性5項目・持続性8項目の計13項目の基準によって定められています。
星3つが最高基準で、星1つが最低基準。
13項目をそれぞれ定められた基準で評価し、トータルの星の数でどのくらい安全持続性能に優れた家であるかが評価されます。
トータルで獲得した星の数によって、以下のように等級が分かれます。
・28~39個取得すれば星3個
・14~27個なら星2個
・6~13個なら星1個
最高基準である星3個を取得すれば、安全性・持続性の高い家であることが評価されます。
ただ、非常に厳しい基準として定められているため、「星3個取らなければ安全ではない」というわけではありません。
推奨する基準は星2個です。出来るだけ多くの星を取得できるように設計することを心掛けましょう。
特に優先すべき項目
土地の広さや予算の関係から、安全持続性能のすべての項目・基準を取り入れた間取を設計することが難しい場合があります。
その場合は、優先すべき項目から1つずつ検討していきましょう。
安全持続性能は、特に優先して検討すべき項目を設定しています。
以下の優先順位が高い項目の推奨基準を満たす間取りを検討しよう。
1,トイレ
2,階段
3,段差無し
4,温度差
5,玄関
6,室内干しスペース
まずは使用頻度の高いトイレから安全性・持続性を高めることを意識し、間取りの設計を行いましょう。
続きは後編をお待ちください♪